店舗型は朝9時~夜12時間まで15時間営業で年中無休が基本。これは風営法(営業時間の制限)第十三条で定められている為店舗型は夜12時までしか営業できない。 無店舗型は営業時間の規制がないので24時問営業が多い。
店舗型は午前中からの早番、昼からの中番、夕方からの遅番とシフトを決めて店を回している。無店舗型は各人が出した時間に出勤させ、仕事が発生するまで待機をさせたり、 電話連絡で直接仕事に向かわせたりと様々。
店にとって、在籍する女性が多いにこしたことはないのだ。
小規模店舗(地方ピンサロ、 本サロなど)で10~15人、一般店(ファッションヘルス、デリヘルなど)で15~35人、客の多い人気店(人気デリヘル、有名大衆ソープランド)になると35~60人くらいの在籍女性がいないと長時間の営業に耐えられない。
必要な在籍女性の数は店の規模や知名度や人気によってそれぞれである。
週1日のアルバ イトもいれば週6日の常勤の女性もいて、複数店舗に在籍して掛け持ちしているケースもある。在籍数は 様々だが、小規模零細から人気店までひっくるめて在籍女性人数を平均すれば、大体25~30人程度で落ち着くのではないかと私は思う。
この推定のもとに、計算をしてみると、「日本の風俗嬢の人数1万3千店(各種性風俗総店舗数)×25~30人=32万5千~39万人」と言う事になる。 つまり日本には性風俗嬢が32万5千~39万人程度いると言う事ができる。
東京23区の人口が900万人超、平均すると39万人だから、東京都のーつの区と 同程度の人数と言う事になる。
現在、 暴力団構成員が2万5600人(2013年末頃)、弁護士が3万3624人(2013年3月頃)で10倍以上の風俗嬢が存在していることになる。 あくまでこの数字は風俗嬢だけの数字であり、これに常時6千~8千人いるとされるAV女優や、個人売春の女性を含めると、カラダを売って生きる女性の数はさらに膨れあがってくる。
ここ数年の熟女ブームで高年齢の風俗嬢も存在するがやはりコアな層は俗にF1層と呼ばれる20~34歳である。20~34歳の女性人口は約1千万人、風俗嬢人口が仮に35万人とすると、28人に1人が風俗嬢という事になる。
もちろん、これはすべてこの年齢層の日本人によって賄われているという前提での計算なので、実際にはもう少し割合は下がるだろう。
28人に1人と言うと簡単に言えば学校のクラスに1人風俗嬢入るという計算になる。
これはあくまで現役風俗嬢を特定の年齢層の人口で割った数だ。
潜在的な就職希望者も含めるとさらに膨れ上がる。現在は求人サイトに広告を出せば 女性がやってくる一種の買い手市場になっている為、裸になると腹をくくったからと言って誰でも就業できるわけではない。
面接では、それぞれの店のレベルに達していない相当数の女性たちが断られているのが現状である。以前、風俗店関係者に「10人位が面接に来たら、何人くらい採用?」と質問したことがある。
「求人で面接に来た女の子で採用するのは精々3人程度。外見でモノになりそうなのが10人中4人だとして、外見良くてもコミュニケーション能力が低かったり、精神的に病んでそうな女性は落とすからそれで3人だな。稼げる人気店はもっと審査基準厳しいよ。うちみたいな普通のデリヘル店ならどこも一緒じゃないかな」 (品川のデリヘル店長)
「2~4人。半分以上は使えないレベルがくる。採用しても決められた日に来なかったり、時間通り来なかったりって女の子はすぐ断っちゃう。お客に迷惑掛かるし店にもよくないから。最終的に残るのは1人位だな」 (池袋のデリヘル経営者)
「総額5万円以上の高級ソープや、60分2万5千円以上とうデリヘルの採用はさらに厳しい。若い女の子は募集すればいくらでも来るから、容姿は誰が見てもいいと言うレベルで、胸はCカップくらいないとまず採用されない。高級店では採用されても太って体型が変わったりしたら、 すぐに解雇される」(風俗ライター)
風俗嬢になりたくてもなれな い女性が年々増えている。
採用状況を聞いていると、働きたい意思はあっても採用されない女性が、現役風俗嬢の人口と同程度は存在していると私は実感している。そう仮定して、そこに現役風俗嬢に、働ける場があれば働きたい風俗嬢志望者を含めると、先の年齢層の14人に1人と言う驚愕の数値になってくる。 さらに今は風俗嬢はやっていないが、以前に働いたことがある経験者まで含めると、もっと増える可能性も出てくる。
性風俗で働く、働いたことがある、また働きたいと思っている女性の数は予想以上に増えている。「私には縁がない」等と思っている人でも、家族や同僚、職場の関係者、学生時代の同級生、近隣等々の人間関係のどこかをたどっていけば、現役風俗嬢や経験者、志願者に行きつくはずである。